注文住宅でお家計画⑦ZEH(自家発電、省エネ、断熱)について
~前段~
こんばんは、はじめまして。まどかです。
今回は、家の建替えの検討を始めてから初めて知った言葉、
「ZEH」についてです。
「ZEH」とは、"ゼッチ"と読むようで、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」のこと。
簡単に言うと、「実質高熱費0円の家」ということです。
いったいどういうことでしょうか。また、それに伴って色々検討したことや、
仕方ないのですが失敗していることなどを記載します。
~実質光熱費0円の家とは~
ネットを調べると、きちんとした定義が色々のっているので、
ちょっと見出しの記載はニュアンスが違うものかもしれません。
簡単にちょっと極端に言うと、ですね。
さて、光熱費は、主には電気代です。
ガス・水道代もあるんですけど、多分電気代よりガス・水道代を使ってる人は
少ないと思います。
これを0円にするにあたって、方法としては、
・使う量を減らす
・自分でまかなう
つまり、
・省エネを進める
・自家発電を行う
です。これを一定の基準をクリアするまで対策してある家、または
その基準をクリアするような家のシステムのことを「ZEH」と呼びます。
~自家発電~
「・自家発電を行う」は、なんとなくイメージのつく人も多いかと思います。
そう、太陽光発電です。
そのほかに、私は今回まであまり知らなかったのですが、
「エネファーム」、つまりガスによる発電もあります。
他の方法も探せば出てくるかもしれませんが、一般的に
メーカーさんで汎用的に用意している方法は上記でしょう。
我が家は、それぞれがPCないしテレビをかなり長時間つけるような家庭です。
また、二世帯なのですが、実家側は暑がりで、
私たちは寒がりと、年中を通して電気代がかかりそうな家族です。
加えて、今回、全館空調を導入します。
どう考えても、電気代が、マズイです。
というわけで、思い切って、両方導入することにしました。
~太陽光発電~
太陽光発電は、かなり値段もリーズナブルに、かつ、
性能も上がってきているようです。
ただし、本当にハウスメーカーさんによっても、太陽光のメーカーさんによっても
値段も効率も異なるようです。
とはいえ、営業さんもこの分野のプロってわけではないので、
コストパフォーマンス観点では見てもらえますが、なかなか専門的な話は聞けません。
一応、調べたり、確認した限りのことを記載します。
■お値段について
太陽光発電だけではなく、環境関連の商品については、
住友林業さんが圧倒的に安いようです。
全館空調は、三井ホームさんが圧倒的に安いので、メーカーの特色ですね。
三井ホームさんもかなり安くしてもらってる方だということですが、
ぜんっっっぜん値段が違ったので、発電などを充実しようと思っている方は
住友林業さんの方が魅力的かもしれないですね。
また、太陽光発電のメーカーさんによってもお値段が異なります。
でも、結局、安いメーカーさんにして、効率が下がり、面積を詰まないといけないと、
あまり違わないのかな、と思います。
屋根にのる面積と、効率、大体何キロワットくらい発電しますよ、というのが
出ているので、そこから計算していくのが良さそうです。
これは、お願いすれば見積もりと、屋根に設置するときのイメージがもらえました。
また、太陽光を導入するにあたって、メーカーさんや自治体から
補助が出るところも多いと思います。これを利用すれば、
よりリーズナブルに設置可能かと思います。
メーカーさんによっては、お得なキャンペーンをしていたりもしますので、
確認してみてはどうでしょう。(色々制約もついたりしますが・・・)
■売電について
自家発電というと、売電できるのかな?が気になります。
もちろん、余ればある程度できるのですが、「売電目的」で太陽光発電等を
設置するのは、そもそも認められていないようです。
また、今後、価格はどんどん下がっていくだろう、とは言われています。
一応、余った分は売れる、くらいでそんなに売電で得をする、とまでは
いかないのかなぁと考えております。
この辺は、生活が始まってから振り返りが必要ですね!
■自家消費で使うのがベスト
電気は使えば使うほど、単価があがっていきますし、
「再エネ促進賦課金」というのが請求されています。
これが、他の人の売電分を、普通に電気を使ってる人で分担してるわけですね。
というわけで、自分で使う分だけ発電していく、というのがベター、ベスト!
これを行うには、どのくらい電気量を使っているか、把握しておかなければですね。
最近は、インターネット上で、細かく日々の使用量まで見れたりしますので、
おおよそは確認できると思います。
とはいっても、一般家庭は夜の消費が多いと思われます。
お昼間、頑張って発電しても使わない場合は、もしかするとちょっと損かも・・・
予算に猶予がある方は、蓄電池を利用するのも手です。
蓄電池とは、お昼間に頑張って発電した電気を、溜めておけるもの。
我が家もだいぶ迷ったのですが、100万ほどするので、断念しました・・・。
また、昼間に家にいる人も多いので、実際にはそこそこ
自家消費できるのではないか?というもくろみです・・・。
■懸念点など
太陽光発電は、冒頭で記載のとおり、コストパフォーマンス面で
少し難しそうなイメージがあります。
また、調べてみると、以下のような心配もありました。
①効率が下がっていく
汚れなどでパネルの発電効率が落ちてしまうような話も聞きます。
屋根にのぼってふくわけにもいかないので、黄砂などの被害が大きいところは
注意が必要かもしれないですね。
また、そのほかにも、台風などでモノが飛んできて、屋根にあたったりすると、
太陽光発電のパネルが割れるなどする可能性があります。
壊れてしまったら、効率も何もありません。
こういったリスクがある商品にはなります。なんでもといえばなんでもですけどね。
②そもそも効率が出ない条件がある
当たり前ですが、日照が確保できないと意味がありません。
我が家は、南向きに開いている土地で、西日も日の出も部屋の中の色が
染まるほどきつかったので、この点は絶対にクリアできる自信があります笑
また、梅雨時や、地域によっては冬なども、なかなか自然環境で
日照に恵まれない可能性もあります。
こういった部分も考慮して、導入を検討したほうが良さそうです。
~エネファーム~
さて、太陽光発電とまた違った自家発電があります。
それが、「エネファーム」
私も名前は知っていましたが、今回初めて内容を知りました。
簡単に言うと、ガスで発電もする給湯器です。
一般の電気よりエコなのだそうです。
■お値段について
こちらも、ハウスメーカーさんごとにお値段が結構異なります。
が、新築時以外で導入すると、200万くらいするらしい。
メーカーさんでお値段が異なっても、大体半分から、3分の2くらいです。
これはもう少しどうにかしてほしい。
一応耐用年数は10年らしい。
1ヶ月、2万程度の電気代と考えて、大体まかなえたらお得にはなりそうです。
また、ガスの使用量は増えます。毎時間発電するので。
でも、エネファーム用のガス代メニューがあります。電気代もまとめたら、
エネファーム用の電気代のメニューがありました。
他のメニューよりは割安です。
また、エネファーム導入でキャンペーンを受けれる可能性があります。
住宅エコポイントとどちらかなのですが、エネファーム導入キャンペーンが
受けれなかった場合は、少しキャッシュバックしてもらえました!
■売電について
こちらも売電できますが、太陽光発電と同じ感じですね。
我が家はダブル発電なのでより余るかも?という感じですね!
■災害時に使用できる
これもお話を伺うと、よく聞くメリットです。
電気は、停電してしまうと使えないのですが、
エネファームは自立電源をもっており、災害時にはそちらの
電源にシフトすることによって停電を免れることができます。
夏場に停電が発生した場合に、空調であったり、冷蔵庫であったりが
使用できるかもしれない、ということです。
これは、高齢者やお子さんのいる家庭では、
備えとしては嬉しい機能かもしれませんね
■夜も発電できる
太陽光発電と違い、夜も発電できる、というのが一つメリットです。
まあ、昼も発電していますので、「昼間家にいない・・・」という方には
どちらもあまりメリットはない、かもしれないですね・・・・。
うちがダブル発電にしたのは、夜は夜で電気使うから、というのもありました。
~省エネを進めるために、断熱~
ZEH対応について、もう一つ重要なのが、省エネ。
でも省エネ、てなんのこと?
というと、1つは最近聞くようになってきた、「省エネ家電」のこと。
もう一つが、「断熱効率の良い家である」こと。
断熱効率が良いと何が良いか?というと、
「家の中の気温の上下幅が少ない」ということです。
夏、めちゃめちゃ暑く熱がこもらないし、冬はめちゃめちゃ寒くならない。
これができていないと、夏場にガンガンクーラーをつけてしまい、
冬はガンガンヒーターをつける羽目になってしまいますし、
その分家も気温変化によってダメージをうけやすい、ということになります。
ガラスでも熱湯のあとに水かけたら、割れますよね?
ここは、もちろん、どのメーカーさんも日々進歩しており、
10年前の家より、どこの家でも今、より断熱性能の良い家ができてきています。
私がお願いした、三井ホームさんだと、
「屋根の断熱」が売りでした。もちろん、壁も断熱していますが、
やはり1階より2階の方が熱がこもったりしますよね。逆に寒かったり。
それは、屋根に近いからだと、本能的に感じていたので、
屋根の断熱はかなり魅力的です。天井裏に断熱材、はよくある話なのですが、
結局家の中に一度熱なり冷気なりを取り込んでしまってますからね。
守りを重視したつくりなのかな、と期待しています笑
断熱性能が良いと、そもそも極端な温度で空調をつける必要がない、のですが、
適度な温度設定で空調がよく効く
というのも効果の一つです。
これにより、快適な生活を維持しつつ、省エネをしていこう、
というのがZEHのもう一つの基準になります。
~ZEHの補助金は、公募期間が難しい・・~
私は、エコロジーにもある程度は興味がありますし、光熱費を下げる方針には
おおいに賛成できるので(そもそも使いまくる家なのですが)
今回ZEH基準をクリアできるような家を建てている、つもりです。
ちなみに、ZEH基準をクリアするお家を建てる方には、補助金が出る可能性があります。
それも60万円~も。
私もね、これはもらえるだろう!!と思ったのですよ。
1年の半分くらいしか募集してないんですよ。
しかも、公募中に応募して、OKをもらってから、工事に着手しないといけないんです。
2020年の公募はつい最近(5月)から始まったみたいです。。。
仕方ないんだけど、損したな~~~という気持ちになりますよね・・・
これも毎年やるかどうか、不明なのですが、2年3年毎年ある感じなら、
ZEH基準のお家を建てる方は、
公募期間中に建てましょう。
ちなみに住まいの給付金ももらえませんでした・・・
他のところに住んでたら、もらえるのに~!
この辺は、普通営業さんも気にかけてくれるはずですが、
ZEHについてはそもそもやるかやらないかわかんない、というところがあるんで、
狙うかどうかはよく見定めてGOしないといけないですね・・
60万からなので、結構大きい額だと思います。
また、家や状況によって、大きくお得度が変わってくる制度だと思います。
私も実質0円を目指したいですが・・・はてさて?
新居に移ったあとも、よくよく注目していく必要がありそうです!